【御朱印】三重県松坂市:本居宣長ノ宮
こんにちは!
今回は〔本居宣長ノ宮(もとおりのりながのみや)〕を紹介します!
本居宣長ノ宮とは?
こちらに祀られているのは、本居宣長(もとおり のりなが)と平田篤胤(ひらた あつたね)というふたりの国学者です。
本居宣長の方は名前を聞いたことも多いと思いますが、「古事記伝」の著者ですね。もっと古い時代の「古事記」の注釈書で、約35年かけて完成されたという、国学書の最高峰と言われる書物です。
このような成果からだと思いますが、学問の神さまとして信仰されることも多く、受験シーズンには多くの受験生が訪れるそうです。
けっこうこぢんまりとした境内ですが、結婚式をあげることもできるみたいです。森の中にある神社だったので、9月半ばに行ったらめちゃくちゃ蚊に刺されました。虫よけスプレーを全身にまといつつ参拝するのが良いかと…。
アクセス
松坂市内にほど近い場所にあります。最寄りは「JR松坂駅」で、徒歩約15分で行くことができます。すぐ隣には松坂城跡と本居宣長の旧宅があるので、一緒に回るといいと思います!
駐車場はわかりにくかったのですが、鳥居を車のままくぐって突き当たりを左に行ったところです(合ってるはず)。鳥居くぐって大丈夫か!?って感じですので、不安な場合は社務所に行って確認を。
所要時間
境内だけだと15分ほどで見て回ることができます。鳥居をくぐるとまずは階段。
そして本殿。近い!!
本殿から後ろを振り返った景色です。奥にも続いていたけど、台風が近づいて雨がひどかったので断念。あと蚊に刺されたところも痒すぎて断念。
それから、本殿のすぐ隣にある石碑。ここには後ほどご紹介する御朱印にも記される歌が刻まれています。
どんな御朱印?
本居宣長ノ宮の御朱印はこちら!
先ほどご紹介した通り、歌がメインの御朱印です!
御朱印解説
まず墨文字で書かれている(HPを拝見するに宮司さんの手書き文字をハンコにした?)のは「志きしまの やまと心を 人とはば、 朝日に匂ふ 山さくら花」という、本居宣長が詠んだ和歌。「あなたはどんな心を持っていますか?」的なことを聞かれた宣長のアンサーソングみたいなもので、「日本人である私の心とは、朝日に照り輝く山桜の美しさを知る、その麗しさに感動する、そのような心です。」と行った意味だそうです。
※現代語訳は本居宣長記念館のHPから拝借しました。
花の形をした御朱印は、縦書きで「宣長大人」、横書きで「祀」「祭」と書いてあります。「宣長大人」の方は、自宅に人を集めて講義を行っていた時に、自宅の「鈴屋」にちなんで「鈴屋大人(すずやのうし)」と呼ばれていたところから来ているようにおもいます。和歌の背景には「本居宣長ノ宮」、下のものは「伊勢」「鈴屋社」「松坂」と書いてあります。
よくある「奉拝」などの文字がなく、珍しいタイプの御朱印ですね!
いただける場所は?
鳥居をくぐって階段を登ったすぐのところに社務所があります。呼ぶと宮司さんが出てきてくれました。にこやかでステキな宮司さんだった!
料金
周辺の観光スポット
ここでは簡単に、周辺の観光スポットをご紹介します。
詳細は各リンク先を見てください!
本居宣長コース「国学の道」
松坂市が公式で出している、本居宣長を堪能できる観光コースです。今回紹介した本居宣長ノ宮はもちろん、一族の菩提寺などが載っています。
松坂城跡
松坂城は日本の名城100選に名を連ねる有名なお城だそうです!桜の名所としても知られていますね。武家屋敷なども見ることができるそうです。
ぜひ行ってみてください!