【国内旅行】神奈川県足柄下郡:九頭龍神社
こんばんは!
前回の記事では箱根神社を紹介しましたが、今回は〔九頭龍神社〕を紹介します!
九頭龍神社とは?
九頭龍神社には本宮と新宮があります。元は箱根神社の境外社として建てられたのが九頭龍神社の始まり。
箱根神社の目の前には「芦ノ湖」という湖が広がっているのですが、ここには「九頭龍伝説」があります。九頭龍伝説は実は全国各地にあって、九頭龍神社の他には、長野県の戸隠神社や京都府の九頭竜大社が有名です。
「九頭龍」は、ひとつの体に9つの首を持つという大きな龍(大蛇の姿で伝わっている地域もあるらしい)で、悪いやつだったのでよく大波を起こして湖畔に住む人々を困らせていました。
で、村人は困るからって村の娘を生贄に差し出そうとしたそうですが、萬巻(まんがん)上人というひとが湖の中に石壇を築いて祈祷(退治)したところ、龍神となって土地の守り神となったそうです。
今では、開運・金運アップ・商売繁盛・縁結びのご利益を求めて多くのひとが集まり、全国でもかなり有名な九頭龍スポットとなりました。
アクセス
新宮は、前回ご紹介した「箱根神社」の境内社です。今回は少し離れたところにある本宮の方ですが、箱根神社からは車で10分ほどの場所に位置します。…と言っても車では行けないので注意してください!行き方は2つあって、船で行く方法と、車+徒歩でいく方法です。
船で行く
公式HPを見るといつでも船(有料のモーターボート)で行けるような表記があったので湖尻港まで行ったのですが、実際は有料船は出していないとのことでした。
毎月13日は月次祭があり、この時は「伊豆箱根遊覧船」で行けるようです。もしかするとHPの情報が古いかもしれないので、行く前に問い合わせてみるといいかもしれません。遊覧船だけでなく有料のモーターボートでも行けるようで、こちらの方が発着場所が多いような記載がありました。
車+徒歩で行く
これはいつでも使える方法です。
箱根駒ヶ岳ロープウェイの駅がある「箱根園」か、芦ノ湖遊覧船の発着場がある「湖尻港」のどちらかに車を停めます。今回は湖尻港に停めました。
ご覧の通りめちゃくちゃ雨。この港にはレンタサイクルがあるので、晴れた日にはおそらく自転車で行けると思うのですが、この日は徒歩で向かいます。建物の横の車止めを抜けるといきなりこんな感じ。
めちゃくちゃ山道でびびりました。「箱根九頭龍の森セラピーロード」というらしいです。晴れていればセラピーだろうけど、湿った落ち葉で足が取られそうだし、一緒に行った旦那さんが「熊は下りは苦手だけど上りは得意だから今は逃げきれない」みたいな話をし始めるし、心休まることなく歩き続けます。15分くらい。
突如ひらける視界と目に飛び込む巨木。これはそろそろだな!?と心躍らせて歩くこと5分。着かない。10分。着かない。すでに心は折れていますが引き返すのも心が折れているからできない。この辺で「もしや通り過ぎたのでは??」とかなり焦り出す。さらに5分。
看板!!!これほどに案内板を待ち焦がれ、むせび泣いた日は後にも先にもこれっきりだと思う。興奮のあまり反射でほとんど字が読めない写真しか撮れなかった。
ちなみに道中、1人のみすれ違いましたが他は人っ子ひとりいなかったので、私たちだけかと思っていたのですが、ここまできたら数組いて意外でした。みんな箱根園の方から歩いたのかしら。その方が近い疑惑あるな。
ちなみにここで受付があるので、九頭龍の森への入園料として500円が必要です。券売機で買って、窓口の方に見せると入園できます。(神社は森の中なので、必ず必要です。月次祭に船で行くと無料らしいですが)
所要時間
まず行くまでにかなり時間がかかりますが、九頭龍の森に入った後も少し歩きます。ぐるっと回ってくるのにだいたい1時間弱はみた方がいいと思います。
案内板にしたがって進むと桟橋が見えますが、これを右手に進むと散歩道のような小道が続きます。
5分ほど歩くと、湖の中にたつ鳥居が見えました!晴れていたらもっと綺麗に見えたんだろうな…!
さらに5分ほど進むと社がみえます。この日は雨だったからかひとが少なく、ゆっくり参拝できました。
周りも少し散策できるようになっているので、体力に余力があれば歩き回ってみるといいと思います!
御朱印は…
実は九頭龍神社の御朱印は、新宮のある箱根神社でいただけますが、私はせっかく本宮に行くのだから!!!と息巻いてもらわなかったのですが、本宮の方には社務所的な場所もなく、もらうことができませんでした!!!泣
月次祭の時にはいただけるのかもしれませんが…情報求みます…
ちなみに箱根神社にあった案内に御朱印の様子が載っています。500円納めていただきます。
徒歩はなかなかしんどかったですが、神聖な雰囲気の中散策できて楽しかったです。帰り道でまた心が折れるので、みなさんもぜひ行ってみてください!