【御朱印】静岡県掛川市:龍尾神社
こんばんは、耳民(みみ・みん)です。
今回は〔龍尾神社:たつおじんじゃ〕を紹介します!
龍尾神社とは?
※公式サイトが無くなっていたのでリンク更新しました。(2019.05.05)
龍尾神社は「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」をメインで祀っていて、「櫛名田比売(くしなだひめ)」という女神さま(妻)とその子供たちをサブで祀っています。
ある夫婦が出雲国に住んでいるんですが、その子どもたちが毎年、八岐大蛇(やまたのおろち)という怪物に食べられてしまう。八岐大蛇は聞いたことのあるひとも多いと思いますが、8つの頭と8つのシッポがあるという怪物です。それぞれ分離して8匹になれば自由に動き回れて効率的でしょと思うんですが、神話なのでケチの付けようがないですね。
そしてこの夫婦の末娘が櫛名田比売です。すでに上のお姉さんたちは食べられ済み。で、櫛名田比売が綺麗だったので、素戔嗚尊は「結婚してくれるなら八岐大蛇を退治してあげる」と申し出るんですね。オラオラ系男子ということがよくわかるエピソードです。
夫婦としては「マジか」という感じだったと思いますが、退治をお願いします。すると素戔嗚尊は、なぜか櫛名田比売をくし(髪を梳かすやつ)に変えて頭に装着、その姿で八岐大蛇を倒します。独占欲なのか…。少し気持ち悪いですね。
そして、退治後に約束どおり2人は結婚し、子ども(これも神さま)を産むんですが、これも有名人らしいです。出雲大社に祀られているとか。華麗なる一族。
ちょっと長くなりましたがそういう神さま夫婦を祀っている神社です。
また近くに掛川城があるんですが、龍尾神社が掛川城の鬼門に位置することから、守護神として山内一豊などの戦国大名に崇拝されていました。山内一豊さんは、掛川城の修復を行ったり、前回紹介した大井神社の近くを流れる大井川の堤防を作ったりしたそうです。
龍尾神社には庭園があって、そこは梅と紫陽花が有名です!
私は梅を見てきましたが、先日の雨でほどんど散っていました…。残念!
アクセス
最寄りはJR東海道線の「掛川駅」ですが、徒歩だと30分ほどかかります。神社まではバスが出ています。駅から神社までの間には掛川城があるので、ちょっと散歩がてら歩くのも良いと思います。
車ならバイパス「西郷」を降りてすぐです。無料の駐車場が60台分くらいあります。拝殿まで石段を登るのですが、登れない方向けに拝殿のすぐ横にも少し駐車スペースがあります。一般参拝者は使えないので注意してください!
所要時間
神社単体だと、ぐるっと回っても30分かかりません。
庭園はけっこう見応えがあるので、駆け足で30分くらいかかります。
まず神社の方、こちらが鳥居前。(冒頭と同じ写真です!)
鳥居の先の石段の途中に手水舎があって、登り切るとこんな感じ。
右端に見えるのは謎のドラえもんです。子どもが覗いてえらい体勢になっていますね。
境内にはお稲荷さんもあります。
梅の方は簡単に。白とピンクがありました!
今日いちばんエモく撮れた写真。(ちょっと枯れてる)
どんな御朱印?
龍尾神社の御朱印はこちら!
御朱印解説
奉拝(ほうはい)は「つつしんで拝むこと」という意味。
御朱印の下に書いてあるのは、鎌倉時代の書物に載っているという、龍尾神社のことを詠んだ和歌。「みな人も 深き願いを 掛川の 龍の尾山の 神のみずがき」という句です。
御朱印も明朝じゃなくていい感じのフォントですね〜
いただける場所は?
石段を上がってすぐの鳥居の右手、ドラえもんの奥の固そうな建物が社務所です。
ほぼ人が待機しています。預けておいても呼び出しなどはないので、少し時間が経ったら取りに伺いましょう!
料金
御朱印は300円でいただけます。1種類。
御朱印帳は1000円で、紺色に金の刺繍というかっこいい感じ。
(撮影の許可はいただいています!)
周辺の観光スポット
ここでは簡単に、周辺の観光スポットをご紹介します。
詳細は各リンク先を見てください!
掛川城
日本初の木造復元城らしい。けっこう広いです!茶室でお茶をいただくことができたり、敷地内に美術館があったり充実しています!
掛川花鳥園
その名の通りですが、花と鳥を愛でることができます!鳥にエサをあげたり、ペンギンのお散歩を見たり、めちゃくちゃ楽しいです。ハシビロコウもいます。めちゃくちゃ楽しい。
ぜひ行ってみてください!