【御朱印】静岡県島田市:大井神社
こんにちは、耳民(みみ・みん)です。
今回は〔大井神社:おおいじんじゃ〕を紹介します!
大井神社とは?
大井神社を有する島田市には、「大井川」という一級河川が流れているのですが、この大井川を神格化して祀っている神社です。
今は、「弥都波能売神(みづはのめのかみ)」という水の神さま、「波邇夜須比売神(はにやすひめのかみ)」という土の神さま、「天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)」という太陽の神さまの3人を祀っているそうですが、これはのちに定められた神さまだそうです。なんだか珍しそうな由緒ですね!
ちなみにこちらの神さまは全員女神さまだそうです。
また大井神社は、日本三大奇祭のひとつ「帯まつり(島田大祭)」にゆかりのある神社でもあります!
昔の花嫁さんは、島田市に嫁いでくると町中を歩き回ってお披露目する習慣があったそうですが、なんせ大変なので、代わりに嫁入り道具の帯を「大奴(おおやっこ)」に預けてお披露目代わりとしたそうです。
これを再現し、大奴をメインとした行列が市内を練り歩くのが「島田の帯まつり」です。結構な迫力のあるお祭りで、開催時期には盛り上がるのですが、3年に一度しか開催されないレアなお祭りでもあります。
アクセス
JR東海道線「島田駅」から徒歩5分ほどで着きます。あっという間。
駐車場も10台分くらいはあります。地元に親しまれているので、あまり大きくない大井神社も年末年始などは意外と混み合います。
所要時間
神社自体はそこまで大きくないので、参拝をしてから境内を歩き回っても30分ほどで回れてしまいます。池にかかる太鼓橋や、帯まつりに出てくる「大奴」&「鹿島踊り(かしまおどり)」の銅像?など、けっこう楽しいです。
ちなみに本殿から左へ歩くと牛の像があるので、そちらもお参りしてください!
(牛の頭を撫でると頭に、おなかを撫でるとおなかに、というように、牛の部位に応じてご利益があるそうです。)
どんな御朱印?
大井神社の御朱印はこちら!
2回いただいたことがありますが、どちらも丁寧に書かれていて嬉しい!
御朱印解説
いちばん右の文字と朱印には「駿州島田(鎮座)」とありますが、「駿州(すんしゅう)」とは「駿河」の別名です。静岡県は徳川家康が治める駿府の国だったのですね。
右の上にある朱印には「勅宣正一位(ちょくせんしょういちい)」と書いてあります。「勅宣」は天皇のおっしゃったこと、という意味で、「正一位」は神社内での階級の名称で、最高位のことです。
つまり、大井神社は天皇のお墨付きで最高位を誇る神社ということです!
いただける場所は?
鳥居が二つあるのですが、駐車場に近い鳥居からまっすぐ歩くと拝殿に着きます。参道を歩く場合は、銅像?のところで左手に曲がると拝殿です。
この拝殿の少し手前、右手に社務所があるので、そちらでいただけます。だいたい巫女さんがいらっしゃるので声をかければ大丈夫です!
料金
拝観料はかかりません。御朱印は300円です。
御朱印帳も販売していて、確か1200円くらい。表紙が黒地に色鮮やかな帯の刺繍でとてもきれい!大井神社ならではの絵柄ですね!
周辺の観光スポット
ここでは簡単に、周辺の観光スポットをご紹介します。
詳細は各リンク先を見てください!
蓬莱橋
日本最古の木造橋です!渡るのに大人100円、子ども10円かかります。10円⁉︎って感じですが10円かかります。風の強い日は揺れに揺れて恐怖です。渡りきると屋台がいくつか出ているのですが、それ以外はほとんど山なので戻ってきましょう。蓬莱橋の中央には、「真ん中」と書かれた板があります!足元を探してみてください!ちなみに木造だけあってすぐに壊れます。台風の後などはよく橋脚ごと流されているので、情報を確認してから行くことをおすすめします。
大井川川越遺跡
東海道宿場町の趣を残す遺跡です。大井川はけっこう幅があって水量も多かったので、旅人などは渡るときに「川越人足(かわごしにんそく)」という人を雇っていたそうです。お神輿みたいのに担いで渡らせてくれるんですね。その辺の歴史も見られます。
島田市博物館
こちらは川越遺跡のすぐ隣にあります。少し前は刀鍛冶の展示をやっていて、刀剣関係のファンの方が多く来館したそうです!
ぜひ行ってみてください!